ホットクレンジングはまだ買うな!危険性・副作用&効果を要チェック!
自宅サロンのフェイシャルエステで欠かせない存在はホットタオルです。
ホットタオルと同様にホットクレンジングにも同じような効果があります。
ホットタオルより、気軽で使いやすいですし、ホットタオルにはない効果も期待できるので、今とても注目されています!
でも買うのはまだ早いですよ。
効果と副作用は紙一重!ホットクレンジングの危険性についても検証していきましょう。
目次
ホットクレンジングって安全なの?
ホットクレンジングは、メイク汚れや毛穴汚れの落ちが良いことでも人気を博しています。
洗浄力が高いということは、界面活性剤が沢山入っているというイメージがありますよね。
ホットクレンジングは、界面活性剤でクレンジングするというよりは、温感効果で汚れを落とすタイプです。
お肌が温かくなると毛穴が柔らかくなり、毛穴に詰まっていた皮脂や古い角質、メイクの汚れが浮きやすくなります。
なので、オイルクレンジングやミルククレンジングと比べると、界面活性剤の配合量は少なく、お肌にとってはるかに優しく安全と言えるのです。
ホットクレンジングに副作用ってあるの?
温熱効果というのは美容にとても良い反面、敏感肌の人はお肌に赤みや痒みがでることがあります。
赤みや痒くなる原因は以下の3つが考えられます。
赤みや痒みがでると、副作用だと決めつけて使用をすぐに止めてしまう方が多いですが、お肌の変化に関しては「好転反応」というものもあります。
例えば、ニキビなどができている荒れたお肌は、肌質が酸性に偏っています。そこにホットクレンジングを使用することで、アルカリ性の健全なお肌に戻そうとしているということです。
この好転反応後には肌質が変わり良くなるので、すぐに副作用と決めつけず、使用を少しだけ続けてみるということも大切です。
お風呂に入って身体が温まると痒くなることがありますよね。
それと同じようにホットクレンジングは、温感効果があるので痒みを感じやすくなります。
痒みが出るということは、日頃から顔の血行が良くないということなので、ホットクレンジングで血行を良くするという考え方もできますね。
これは、グリセリンやバニリルブチル、DPGなどのように水が加わることで発熱する温感成分が皮膚に強い刺激を与えている可能性があります。
これらは、他のクレンジングには配合されていない成分になるので、ホットクレンジングを使って強い痒みや痛みなどを感じた方は、これらの成分に反応している場合があります。
中でもDPGは眼刺激性があるので、目に入ると激痛が伴います。
目の周りにはアイメイクアップリムーバーを使用するなどして、目の周りには絶対に使わないようにしてくださいね。
以上のように、赤みや痒みが出た場合は、「副作用」なのか「好転反応」なのかを見極めることがポイントになってきます。
この見極めは至難の業ですが、毎回お肌の状態を確認しながら行うということが大切です。
筆者もホットクレンジングを使い始めた時に、好転反応が出たことがあります。
皮膚の薄い頬の辺りに赤みが出て、痒みもありました。
化粧水で鎮静するとお肌が落ち着いてきたので、副作用ではなく好転反応だということが分りました。
ホットクレンジングの魅力がデメリットになることも?
ホットクレンジングの魅力のひとつは、添加物が少なく低刺激なところです。
先ほどもお伝えしました通り、オイルクレンジングやミルククレンジングと比較すると界面活性剤の配合量は少ないので、無添加に近いからという理由でホットクレンジングを選ぶ方も多いようです。
では、クレンジングにおいて添加物は本当に必要ないのでしょうか。
無添加だから安全ではない?
無添加という表示があると、お肌に安全!というイメージがありますよね。これは間違いです。
2001年に薬事法が改正されたので、今は配合されている全成分を表示することが義務付けられました。
2001年まではというと、「アレルギーを起こす可能性がある成分」である102種類の成分のみの表示が義務付けられていました。
これを旧表示指定成分と呼んでいます。
現在の「無添加化粧品」と呼ばれるものは、この旧表示指定成分が配合されていない化粧品のことなのです。
何だか難しくて、我々消費者に理解することができませんよね。
つまり、無添加という表示があっても、お肌への負担になるような成分も入っている場合があるということです。
もちろん、無添加という表示でも、その他の成分の安全性に充分に気を付けている製品も沢山ありますので、私たち消費者が全成分をしっかり見極める必要があるということですね。
手作り化粧品だから大丈夫?
自分で全成分を調べることなんて面倒くさい!ので、化粧品を手作りする人も増えています。
この手作り化粧品が流行っている一方で、皮膚科に行く人が増えているのはご存知でしょうか?
コスパも良く、お肌にも安心なので手作りしたい気持ちも分かりますが、添加物が入っていないことで「安全」が「危険」になっていることもあります。
保存料がそのひとつです。
手作り化粧品を使う場合は、3日で使い切らなければならないというルールがあります。
例え冷蔵庫で保管をしていても同じです。
保存料が入っていないので、3日を過ぎると酸化や腐敗がすぐに始まります。
雑菌も増えるので、これでは安全と程遠いですよね。
添加物が少ないホットクレンジングの場合
ホットクレンジングは、無着色や合成香料無添加、パラベン無添加などのように添加物が少ないということをうたっている製品が多くあります。
この中のパラベンとは、防腐剤に代表される成分です。
パラベンは、お肌への刺激が強いことで有名ですよね。このパラベンは配合していないですが、このパラベンと比べてはるかにお肌への刺激が弱い防腐効果のある成分である「フェノキシエタノール」を配合していることで、製品の劣化を防いでいます。
より刺激が少ない防腐剤を使っていることで、劣化は防げますがいつまでも使用できる訳ではありません。
開封後は、約半年で使いきるということを守ってくださいね。
使用期限を守らなければ、せっかくの効果も逆にトラブルの原因になってしまうので、ご注意くださいね。
そもそもホットクレンジングって何?他のクレンジングとの大きな違いは?
ホットクレンジングと他のクレンジングの大きな違いは、発熱する成分が入っているということです。
温感作用により、お肌の表面を柔らかくさせながらメイクや皮脂の汚れを落とせるというのが特徴です。
発熱する成分で代表的なものが「グリセリン」です。
グリセリンは、ヤシ油やパーム油などの天然油脂を高温・高圧で加水分解してできる成分です。
手作り化粧品を作る際にも、グリセリンを入れますよね。
これは、グリセリンが皮膚から水分が逃げていくのを抑えたり、角質層に水分を留めたりする作用があるからです。
つまり、グリセリンには保湿効果があるのです。
更に、グリセリンは、空気中の水分に触れると温感作用が出てくる成分です。
このグリセリンの特徴を使って、お肌を温めることで毛穴を開かせ、毛穴に詰まった汚れを、お肌に負担をかけることなく落とすことが出来るのですね。
【ホットクレンジング】温めることの驚くべき効果とは?
ホットクレンジングには、メイクを落とすだけでなく、様々な効果が期待できます。
ここではクレンジング以外の効果について見ていきましょう。
お皿を洗う時などでもそうですが、油汚れを落とす時は、冷水より温水の方が効率よく汚れが落ちますよね。
メイクや皮脂も同じような油なので、温感作用が働き、洗浄力が上がり、効率よく汚れを落とすことができるのです。
温めることで毛穴が開いてくるので汚れが優しく落ちてくれるのです。
合成界面活性剤などの洗浄力の高い成分を使用していないので安心して使えますね。
メイクの汚れや皮脂の汚れがよく落ちるクレンジング!と聞くと、洗浄力が強く、お肌にとって大切な皮脂や保湿成分までも一緒に取り除いてしまうイメージがありますよね。
ホットクレンジングは、温感作用により汚れが自然と浮き上がってくれるので、強い洗浄力は不要なのです。
温感作用をうまく活用することで、優しい洗浄成分だけで汚れを落とすことができます。
これならお肌にとって大切な皮脂や保湿成分までも奪われることはありませんね。
人差し指で頬骨の下を押してみると、硬くて中々お肌に指が入らない!なんて人はいませんか?
こんなカチカチのお肌には潤い成分が浸透しにくいので、乾燥肌になってしまいます。
そんなお肌にもホットクレンジング。
温感作用によってお肌が柔らかくなり、その後の美容成分の浸透力が各段に上がります。
美肌の基本になる「お肌の柔らかさ」を取り戻すことで、肌質や年齢に関係なくお肌が綺麗に見えるのです。
そこに美容成分がふんだんに入るのですから、お肌に良いことは間違いないですね。
ホットクレンジングのメリット
ホットクレンジングの魅力を充分にお分かりいただけていると思いますが、更にメリットをいくつかご紹介していきましょう。
毛穴の汚れも取れる
小鼻の黒ずみなどの毛穴の中に入ってしまった汚れは、クレンジング剤だけでは取りきることが難しいですよね。
ホットクレンジングは、お肌を温かくすることで毛穴が柔らかくなり、固くなった毛穴に詰まった汚れを浮かび上がらせることができます。
毛穴の中まですっきりと洗い上げてくれるのですよ。
スクラブなどを使って、毛穴の黒ずみ対策をしていた方には特におススメと言えるでしょう。
リラクゼーション効果
自宅サロンでフェイシャルエステを行う時に欠かさないホットタオル。
ホットタオルを顔に載せて、じんわりと顔全体を温めることにより、メイク汚れや毛穴汚れを浮き上がらせることができるのはもちろんのこと、リラクゼーション効果もあります。
肌にとって温かいものは安心感を与えることができるのですね。
ラベンダーの香りを漂わせたホットタオルはお客様にとても好評です。
これと同じような効果がホットクレンジングにもあります。
お肌が温まることにより、心身がリラックスするので、ホットクレンジングは疲れている日などにもおススメですよ。
美容成分配合でスキンケア効果
ホットクレンジングは、クレンジングをしている時も、同時に美容成分をお肌に届けることができるスキンケア効果があるものが多くあります。
温感作用で更に美容成分をお肌の奥まで届けることができるので、まさに新発想のクレンジング。
アンチエイジング効果のある美容成分が沢山配合されているものが多いので、クレンジングをしながらアンチエイジングも同時にできるなんて嬉しい限りですよね。
知っておきたい!ホットクレンジングの効果的な使用法
ホットクレンジングのことが益々気になってきましたよね。
でも、間違った使い方をすると、効果が半減するどころか肌トラブルの原因にもなります。
せっかく使うのですから、より効果的な使用法について見ていきましょう。
ホットクレンジングは、濡れた手での使用は推奨されてない製品がほとんどです。
濡れた手で使ってしまうと、手の水分とグリセリンが手中で先に混じってしまうので、顔にのせた時に、メイクとの馴染みが悪くなり、クレンジングそのものが出来なくなってしまいます。
手だけでなく顔にも汗や水が付いていると同じことになるので、その場合はティッシュなどで軽くふき取ってからクレンジングをのせてくださいね。
適量は製品によっても違いがありますが、大体500円玉大ぐらいだと覚えておくと良いでしょう。
使う量が少ないと、温感作用がうまく働かないために、汚れをきちんと落とすことが出来ません。
また、クレンジング剤とお肌の間に摩擦が起こるので、お肌に余計な負担をかけることになります。
ホットクレンジングを使用する前に、説明書を必ず読んで、適量を確認するようにしてくださいね。
これは、ホットクレンジングにだけ言えることではありませんが、ポイントメイクはポイントメイク用のクレンジングを使った方が良いとされています。
特にホットクレンジングは、洗浄力が強いものではないので、これでポイントメイクを落とすのは困難です。
無理に落とそうとして摩擦を加えると、肌にとっては大きなダメージになるので、ポイントメイクは先に落とすことが鉄則です。
いきなり顔全体に一気にホットクレンジングをのせて洗ってしまうと、Tゾーンに余分な皮脂が残る場合があります。
ホットクレンジングに限ったことではありませんが、まずはTゾーンなどのような皮脂の多い部分から洗うのが基本になります。
皮脂分泌が多いからと言ってゴシゴシしてはいけませんよ。その次は頬から口の周り、そしてフェイスラインに広げていきましょう。
最後は、一番皮膚が薄く乾燥しやすい目の周りにのせて洗い流してくださいね。
このようにクレンジング剤をのせる順番を変えるだけで、肌質が変わることも大いにありますよ。
すすぎをする際も大切なポイントになります。冷水ですすぐと、クレンジング剤が残ってしまいますし、熱いお湯ですすいでしまうと、ホットクレンジングで守られていた潤い成分までも洗い流してしまう可能性があります。
約32℃ぐらいのぬるま湯が適温と言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ホットクレンジングは、肌に温かさを感じてリラックスしながら、きちんと洗浄をして、美容成分も届けてくれる!と嬉しいことばかりですね。
筆者も使っていますが、温感がとても気持ちよくて、顔だけでなく身体全体もポカポカしてくるので、クレンジングタイムが楽しくなっています。
ついつい面倒になりがちなクレンジングですが、スキンケアの中で一番重要とされていますよね。
このクレンジングタイムを楽しくできる!となると、お肌だけでなく心身ともに美しくなれることは間違いないですよ。
まだホットクレンジングを使っていない方は、この機会に是非お試しくださいね。
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