現役エステティシャンが教えるクレンジングクリームの正しい使い方!

 

年齢を重ねていくにつれて、オイルクレンジングからクレンジングクリームに移行している人が多いようです。
その理由は、クレンジングクリームは「お肌に一番優しいクレンジング」だから。

 

自宅サロンを開いている筆者自身も、お顔を施術する際には、クレンジングクリームは必須アイテムです。
形状がクリーム状なので、お肌の上でも滑りが良く、施術側にとっても扱いやすいのです。

 

このようにメリットが沢山あるクレンジングクリームなのですが、イマイチ使いこなせてない人や、お肌トラブルを起こしてしまった!なんて人も少なくありません。

 

ここでは、クレンジングクリームの正しい使い方やメリットについて、詳しく見ていきましょう。

 

 

プロが教えるクレンジングクリームの正しい使い方!

 

それでは、早速クレンジングクリームの正しい使い方について見ていきましょう。

 

特に、今までクレンジングクリームを使ったことがあるにも関わらず、効果をあまり感じられなかった経験がある人は、最後まで読んで下さいね。
メーカーによっては、推奨している独自の使い方があるので、その場合はメーカーの使い方に準じて下さい。

 

先にポイントメイクを落とす

 

濃い目のポイントメイクをしている時は、ポイントメイクリムーバーで落とすことをおススメしますが、ナチュラルメイクであれば、クレンジングクリームでも落とすことが出来ます。

 

但し、お顔全体のメイクと同時に落とすのではなく、必ず先にポイントメイクを落とすことが大切。
少々面倒ですが、これをするかしないかでお肌の状態が大きく変わりますよ。ポイントメイクを落とす方法は以下の通りです。

 

  1. 少量のクレンジングクリームをコットンに取って、半分に折り、クレンジングクリームがコットン全体に行き渡るようにします。
  2. 上まぶたにのせて、軽く押さえながらしばらく置きます。
  3. アイメイクと馴染んできたら、力を入れず優しく拭き取って下さい。
  4. この時、下まぶたに落ちたメイクも丁寧に拭き取って下さい。
  5. この要領で、眉や唇もメイクオフします。

 

乾いた手に適量を取る

 

最近では、お風呂場や濡れた手でも使えるクレンジングクリームも出てきていますが、クレンジングクリームの基本は、水分のない状態ですることが絶対条件。

 

筆者も試しに、濡れた手で使用してみたことがあるのですが、メイク落ちが断然良くありませんでした。
これは、手の平に水分があることで、クレンジングクリームとお肌の密着が水分によって邪魔されてしまうので、クレンジングの役割がうまく出来ないことによります。

 

そして、メーカー推奨の適量を守ることも大切。
量が少なすぎると、お肌の上でうまく滑ることが出来ず摩擦が起きてしまいます。
逆に、量が多すぎると、メイクが浮き上がらなくなりメイクが落としきれなくなるからです。

 

手の平で温めてから

 

ここの使用方法が、意外にも間違っている人が多くいます。
なぜなら、他のクレンジング剤では、手で温めることはせず、お顔に直接のせるものが殆どだから。

 

まずは、手の平で温めることで、クレンジングクリームの特徴でもある「転相」が起こります。
この転相とは、クレンジング剤の水と油の立ち位置が変わる現象のこと。

 

最初は「水の中に油がある状態」になっているクレンジングクリームが、手の平で温められることにより、「油の中に水がある状態」に変わるのです。
この転相を手の平で予めしておくことで、お顔にのせた時にメイクと馴染む時間がとても早くなります。

 

もちろん、お顔の上で馴染ませていくうちに自然に転相するように出来ていますが、お顔の上でそれをすると時間がかかってしまい、お肌を摩擦することにもなります。

 

お肌に一番優しいクレンジングクリームを使っているのに、擦ることでお肌に負担をかけてしまっては意味がありませんよね。
必ず手の平で温めてから!がポイントですよ。

 

皮脂量の多いところから馴染ませる

 

クレンジングクリームなどのように、お肌に優しいクレンジング剤を使う時は、皮脂量の多いところから馴染ませるのが基本です。

 

比較的皮脂量の多い額から鼻にかけてのTゾーンから馴染ませて、その次に顎(あご)から頬(ほお)のUゾーンに馴染ませていきます。
そして最後に目元や口元などのように皮膚が薄いところを優しく馴染ませます。

 

この順番にするだけでも、お肌は良くなっていきますよ。

 

手の平と指先を使い分ける

 

クレンジングの目的は、とにかくメイクや汚れを浮かすことですよね。
なので、上手に手の平の「面」と指先の「点」を使い分けることも大切なポイント。

 

額(ひたい)や頬(ほお)などのような面積が広いところには、手の平全体を使います。
この時、お肌の表面が動かないくらいの優しい力で行い、手の平がお肌へ直接触れないようにすることを心がけて下さいね。

 

そして、目のキワや小鼻などの細かい部分、特に小鼻は凹凸があり汚れが溜まりやすいので、中指と薬指の2本指で細かくクルクルします。

 

全てを指先だけで行うと、必要以上に力が入ってしまうので、お肌への摩擦が起きてしまいます。
特に、敏感肌や乾燥肌の人は、これは守って下さいね。

 

ぬるま湯で丁寧に洗い流す

 

約32℃ぐらいのぬるま湯で丁寧に洗い流しましょう。

 

この洗い流しが不十分なために、お肌トラブルになっている人も少なくありません。
特にクレンジングクリームは、一度で洗い流そうとすると、表面のクリームしか取ることが出来ないので、内側のクリームが残りベタベタ感が残ってしまいます。

 

一度で洗い流そうとせず、何回かに分けて丁寧に洗い流して下さいね。

 

洗顔料でしっかりと洗顔を

 

最後は、洗顔料を泡立ててしっかりと洗顔して下さいね。

 

クレンジングクリームは洗浄力が弱いので、ダブル洗顔を推奨している商品が殆どです。
しっかりと泡立てた洗顔料には、脱脂力があるので、お肌に残ってしまった必要以上の皮脂を取り除いてくれます。

 

皮脂を取り過ぎてしまうのではないかと思うかもしれませんが、クレンジングクリームに含まれている保湿剤が効いて、潤いを逃すことはありませんのでご安心下さいね。

 

【クレンジングクリーム】こんな使い方はNG!

 

冒頭でも述べましたように、クレンジングオイルからクレンジングクリームに乗り換える人が多いのです。

 

なので、クレンジングオイルを使っていた時と同じような使い方をしていてはNGなのです。
ここでは、クレンジングクリームのNGな使い方を具体的に見ていきましょう。

 

つい力をいれてしまう

クレンジングオイルはクレンジングクリームと比べると、とても滑らかに伸びるので、つい力を入れてメイク落としをしてしまいがちなのですが、これがNGポイント。

 

クレンジングオイルと同じように使用すると、クレンジングクリームでは毛穴詰まりを起こしやすくなります。
毛穴つまりを起こすと、毛穴に詰まった油分がアクネ菌を増やしてニキビになることもあるので気を付けて下さいね。

 

冷水で洗い流す

クレンジング後はぬるま湯で洗い流すのは、どのクレンジング剤でも同じこと。

 

ただ、クレンジングクリームの場合は特に気を付けて下さい。
なぜなら、クレンジングクリームは温度が下がると固まる性質を持っているからです。

 

冷たい水ですすぐと、洗い上がり後もベタつきが残ってしまう可能性があります。
必ず、約32℃ぐらいのぬるま湯で丁寧に洗い流すようにして下さいね。

 

タイプを確認しないで使う

とても基本的なことですが、クレンジングクリームには2つのタイプがあります。

 

メイクと馴染ませた後に水で洗い流すタイプと、馴染ませた後にティッシュなどで拭き取るタイプがあります。
拭き取りタイプも洗い流せるタイプも出来る兼用のものも多いのですが、中には拭き取り専用というものもあります。

 

各々のタイプで使い方や効果も変わってきますので、購入前に自分はどちらのタイプが合っているかを見極めて、タイプを確認して使うようにしましょう。
因みにクレンジングクリームのしっとり感が苦手な人には、拭き取り専用タイプがおススメですよ。

 

クレンジングクリームのデメリット

 

洗浄力が低く、メイクが落ちにくい

お肌に一番優しいクレンジングということは、裏を返せば洗浄力が一番弱いということにもなります。

 

オイルタイプと比べると、界面活性剤の配合量が少ないので、メイク落ちは悪くなります。ウ
ォータープルーフや日焼け止めはもちろんのこと、重ねづけしたマスカラも、クレンジングクリームだけではしっかり落とすことは出来ません。

 

予めポイントメイクリムーバーで先に落とす必要があることがやや面倒ですね。
更に、しっかりと洗わないとメイクや皮脂の汚れが残ってしまうので、ダブル洗顔も必須になるのも面倒なので、これもデメリットと言えるでしょうね。

 

べたつきやすい

クレンジングクリームの洗い上がりは「しっとり」の感触。クレンジングクリームの最大のメリットでもある「お肌に必要な皮脂は奪わない」ということが、この感触を生み出しています。

 

ですが、この最大のメリットがデメリットにもなり得ます。
普通肌やオイリー肌の人がクレンジングクリームを使うと、洗い上がりのしっとりさが「ベタつき」に感じてしまう場合があります。

 

今まで、オイルクレンジングなどのように比較的洗い上がりがさっぱりするものを使っていた人は特にお肌に残っているしっとりの感触が、本当に落としきれているのか?という不安になることがあります。

 

しかも、あまりにもしっとり過ぎるクレンジングクリームは、もしかしたら本当にお肌の奥のメイクや皮脂の汚れが残っている可能性もあるので注意が必要なのですよ。

 

クレンジングクリームのメリット

 

 

敏感肌の方も安心して使える

筆者が自宅サロンでクレンジングクリームを愛用している理由は、敏感肌の人でも安心して使えるからです。

 

様々な肌質のお客様が来られるので、お肌に優しいものを使うのは大前提です。
特にクレンジングは、スキンケアの中でもお肌への負担が強いアイテムなので、施術者としても安心して使える点は大きなメリットです。

 

マッサージ効果に期待できる

自宅サロンで使っているもう一つの理由は、マッサージがしやすい点です。

 

クレンジングクリームは、粘性が低く柔らかいテクスチャーなので、力を入れなくてもお肌に滑らかに伸びていきます。
力を入れずにマッサージが出来るのでお肌への負担はないですし、何よりもメイク落としをしながらマッサージ効果が期待出来るので、一石二鳥ですよね。

 

洗い上がりがしっとりする

クレンジングクリームのデメリットのところでも説明しましたが、使用後はお肌がとてもしっとりします。

 

これは、クレンジングクリームの油分がお肌に残るのではなく、お肌の潤い成分を必要以上に落とさないからです。
これが、皮脂量の少ない敏感肌や乾燥肌、年齢肌の人に特におススメの理由なのです。

 

スキンケアをしっかりしても、すぐにお肌がカサカサになるという人が、クレンジングクリームに変えるだけで洗顔後の潤いが続くと評判なのです。
メイクの油分はしっかりと落として、お肌の潤いは奪わない最高のクレンジングなのですよ。

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか。このようにクレンジングクリームには色々なメリットがあるのですが、他のクレンジング剤と比べると使い方が少し難しいのです。

 

なので、正しい使い方を知らないがために、効果がイマイチだったり、お肌トラブルになったりしている人が多いのは残念でなりません。

 

クレンジングクリームのメリット・デメリットを理解して、正しく使えば健やかな美肌を目指すことが必ず出来ますよ。

 

この機会に是非、上級者の使い方をしてみて下さいね。

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