オイルクレンジングはニキビ肌にも使える?注意点について解説!
ニキビ肌の人がクレンジングを選ぶ際、どうしても「オイルクレンジング」には抵抗を感じてしまう人が多いでしょう。
漠然と「ニキビ」=「オイル(油)は避けなければ」というイメージがあるはず。
では実際に、ニキビ肌の人にとってオイルクレンジングは「悪」なのでしょうか?
また、オイルさえ入っていなければ、ニキビに適したクレンジングだと言えるのでしょうか?
今回は、「ニキビ」と「オイルクレンジング」の関係について詳しくご紹介していきます。
目次
オイルクレンジングはニキビ肌でも使える?
オイルクレンジングはニキビ肌には良くないというイメージがありますが、決してオイルクレンジングそのものがニキビに悪影響を及ぼすわけではありません。
つまり、オイルクレンジングの性質を理解し、正しい使用法さえ守ればニキビ肌にも有効に使えるのです。
特に、普段から「しっかりメイク」の方は、オイル入りのクレンジングでなければきちんと落とせない場合が多いのです。
ニキビ肌にはミルククレンジングがいいの?
よく、ニキビ肌には「肌に優しいミルククレンジングの方が良い」と聞くことがあるかも知れません。
確かにミルククレンジングにはオイルが含まれておらず、肌への負担が少ないためニキビ肌のクレンジングには適しています。
しかし、ミルククレンジングは肌に優しい分「洗浄力が弱い」という特性があることも見逃してはいけません。
つまり、軽いメイクはミルククレンジングで落とせるかも知れませんが、しっかりメイクはミルククレンジングでは充分にメイク汚れ(油)を落とせないことがあるのです。
クレンジングが充分に行われていないと、肌にメイク汚れ(油)が残り、これがまたニキビの原因になります。
ニキビ肌でもしっかりメイクならオイルクレンジングを
特にクリームタイプのファンデーションやコンシーラー等は、肌に密着して残りがちです。
オイルにはオイルを。しっかりメイクの汚れ(油)を落とすのには、やはり洗浄力の強いオイル(油)が適しています。
もし、ニキビ肌の人で「肌に優しいから」という理由でミルククレンジングを選んでいる方がいれば、「しっかりメイク」だと充分に落ちていない可能性もあると考えなければなりません。
オイルクレンジングでニキビができる具体的な8つの原因
ニキビ肌でもしっかり洗浄したいのであればオイルクレンジングが有効ですが、オイルクレンジングを使ってニキビがひどくなったというケースも多くあります。
では、オイルクレンジングはなぜニキビの原因となってしまうことがあるのでしょう?
その具体的な原因をご紹介していきます。
オイルクレンジングは非常に洗浄力が強いのが特徴です。
肌になじませると、すぐにメイクに馴染んで汚れを浮き上がらせるチカラがあります。
なので、オイルクレンジングは「素早く済ませる」のが鉄則です。
しっかり落とそうと思いすぎて、いつまでも時間をかけて馴染ませていると、肌に必要な皮脂まで奪い取ってしまいます。
肌に必要な皮脂とは何かというと、肌を外部のダメージから守るバリア機能を果たしてくれる皮脂膜のこと。
オイルクレンジングに時間をかえすぎて、この大切な皮脂膜まで奪ってしまうと、雑菌が入りやすくなって肌荒れを起こしたり、肌の潤いが逃げて乾燥ニキビになったりすることがあるのです。
オイルクレンジングはサラサラ~っとしたテクスチャなので、指に入れたチカラがそのまま肌へ伝わってしまいます。
ジェル状や泡状のクレンジングと違い、直接肌を摩擦しやすいので、あまりチカラを入れて馴染ませてはいけません。
強い摩擦を続けてしまうと、刺激を受けた肌は固くなってしまいます。
固くなった肌はターンオーバーをうまく行えなくなり、皮脂づまりを起こしやすくなります。
その結果、ニキビのできやすい状態になってしまうことがあるのです。
オイルクレンジングのオイルっぽさを流そうとすると「お湯」の方が良い気がしてしまいますよね。
水だとオイリーさが取れないので、熱いお湯で浮かせて流した方が良いイメージがあって…。
確かに「ぬるま湯」であれば毛穴も開きやすく、オイルクレンジングの洗浄には適しています。
ただ、「熱いお湯」だと肌の乾燥を促進させてしまいます。
オイルクレンジングには、オイルを乳化させるための「界面活性剤」が必ず含まれています。
これはオイルを素早く洗い流すために必要不可欠な成分なのですが、実はこの界面活性剤もオイルと同じく脱脂力が強いのです。
つまり、オイルクレンジングはただえさえ「オイル」と「界面活性剤」という脱脂力の強い成分を持ち合わせているのに、そこへさらに「熱いお湯」が加わってしまうと…ますます肌は乾燥してしまい、乾燥ニキビを呼ぶ環境へと導かれやすくなるのです。
これはどんなクレンジングの場合でも同じですが、洗顔後にしっかり洗浄成分が洗い流されていないと、肌に余計なものが残された形になり、肌荒れの原因になります。
特にオイルクレンジングのオイル成分は、もともと水とは混ざり合わない性質を持っています。
そのため、きちんと洗い流す際に必要な「ひと手間」があります。それが「乳化」です。
オイルクレンジングには界面活性剤が含まれていますが、これがオイルと水を混ぜ合わせる(乳化させる)役目を果たしています。
オイルクレンジングを流す際には、一度手の平に少量の水をつけてから顔に馴染ませる「乳化」のひと手間が必要です。
これによりオイルと水が馴染み、その後の洗い流しをスムーズにします。
しかし、この乳化を省いていきなり洗い流そうとすると、水とオイルがうまく馴染まず洗い残しが生じる原因になります。
肌に不要なものが残った状態では、ニキビができやすい環境になってしまうのです。
ひとくちにオイルクレンジングと言っても、商品によって使用されているオイルはさまざまです。
その中で「オリーブオイル」「ホホバオイル」「コメヌカオイル」「グレープシードオイル」を配合しているオイルクレンジングには「オレイン酸」が多く含まれます。
ニキビの原因となる「アクネ菌」は、実はこのオレイン酸が大好き。
つまりこれらのオイルが含まれているクレンジングを使うと、アクネ菌に好物の餌を与え増殖させてしまうことになりかねないのです。
アクネ菌自体は、普段からわたしたちの肌の上に生息する常駐菌です。
しかし、あまりに増殖してしまえばニキビを引き起こす可能性が高くなってしまうのは…言うまでもありません。
人の肌によっても、それぞれオイルとの「相性」があります。
クレンジングオイルには、商品によってさまざまな種類の植物性オイルが使用されていますので、人によっては、それぞれの植物に対してアレルギーがある場合もあるでしょう。
自分の肌に合わないタイプの植物性オイルが入ったオイルクレンジングを使うと、肌荒れやニキビの原因になり得ます。
また、ミネラルオイル(鉱物油)配合のクレンジングオイルは特に洗浄力が強いので、乾燥肌や敏感肌の人には合わない、ということもあるでしょう。
オイルクレンジングは非常に洗浄力が強いという特性があるため、洗顔後には充分な保湿が不可欠です。
オイルクレンジングの後にはたっぷり保湿することを心がけていないと、肌は思った以上に乾燥してしまっていることがあります。
オイルクレンジングの後の保湿が足りていない、もしくは洗顔から保湿までの時間が空いてその間に肌が乾燥してしまっている、などがあると乾燥ニキビを呼ぶ要因になることがあります。
たとえば「何か食べてお腹が痛くなった」という場合もそうですが、体調が良くて元気な時なら平気なものが、自身の体調が悪くて不安定なときだと、ことさらダメージを受けてしまう…ということがありますよね。
オイルクレンジングは洗浄力が強い分、それと同じようなことが起こり得ます。
女性の場合、ホルモンの関係で月経前は肌荒れしやすいとか、仕事で疲れている、ストレスが溜まっている、便秘している等、さまざまな要因で肌の調子が万全で無い時もありますよね。
そんな時に洗浄力の強いオイルクレンジングを使うと、刺激に感じてしまい肌荒れやニキビを引き起こしてしまう、ということもあるのです。
【オイルクレンジング】ニキビ肌の方が使用する際の6つの注意点
「オイルクレンジングを使ってニキビができてしまった!」とならないように、オイルクレンジングの特製を踏まえて正しい使い方をしましょう。
オイルクレンジングは洗浄力が強いので、必要な皮脂まで落としてしまわないよう短時間で済ませましょう。1分以内が目安です。
また、ゆっくり馴染ませることを意識し、指で肌を擦りすぎないよう注意しましょう。
洗い流す際は、まず手を水で濡らしてから顔をなで、オイルをきちんと乳化させましょう。
それからぬるま湯で優しく流します。このとき、手で肌を擦ってはいけませんが、洗い残しのないよう充分に何度もすすぎましょう。
ニキビ肌の人は「オリーブオイル」「ホホバオイル」「コメヌカオイル」「グレープシードオイル」など、オレイン酸を多く含むオイルが配合されたクレンジングオイルは避けましょう。
オイルの種類によっては肌に合わない場合があるので、自身のアレルギーとなる物質が含まれていないか、使用前にオイルクレンジングの成分表をチェックしましょう。
オイルクレンジング後は肌を乾燥させてしまう可能性があるので、洗顔の後はあまり時間を空けず、すぐにたっぷり保湿することを心がけましょう。
肌のコンディションが悪い時に使用すると、洗浄力の強いオイルクレンジングが肌に負担となってしまうことがあります。
肌状態が不安定なときや体調が悪い時はオイルクレンジングの使用は避け、ミルクタイプやジェルタイプのクレンジングをしましょう。ただし洗浄力は落ちると考え、メイクは薄めを心がけましょう。
ニキビ肌におすすめのオイルを使わないクレンジング法を伝授!
オイルクレンジングを使ってニキビができたことのある人は特に、オイルクレンジングに抵抗があるかも知れません。
「オイル以外を使いたい」という人におすすめのクレンジング法をご紹介します。
クレンジングミルク&シートクレンジング
ミルククレンジングは、もっとも肌に優しいクレンジングです。
刺激を抑えたいニキビ肌の方にはもっともおすすめのクレンジングですが、その分洗浄力は落ちます。
そのため、アイメイク等の「しっかりメイク」を落としたい場合は、クレンジングの前にポイントリムーバーやシートクレンジングでピンポイントに落としておきましょう。
ただし、ポイントリムーバーやシートクレンジングは「クレンジング力が極めて強く」「シートで肌を擦る」ので、肌への刺激が大変大きいです。
使用頻度や使用場所はできるだけ抑えましょう。
クレンジングジェル
クレンジングジェルは「適度な洗浄力」と「肌への優しさ」を兼ね備えているクレンジングです。
美容成分が含まれている商品も多く、ニキビ肌に必要な「余分な油を取り除き、充分な潤いを与える」ことが叶いやすいクレンジングと言えます。
ニキビ肌の方に最適なオイルクレンジングの選び方
洗浄力が強く、使用法を誤るとニキビ肌に負担をかけてしまうオイルクレンジング。
しかし、汚れをしっかり落とすことを重視すればやはり優秀なクレンジングなのです。
ニキビを発生、悪化させないためには、できるだけ「ニキビ肌に適した」オイルクレンジングを選ぶことが重要です。
美容オイルが配合された物を選ぶ
「ココナッツオイル」「アルガンオイル」等の美容オイルが配合されたオイルクレンジングは、洗浄力がありながら肌への美容効果も大きいので、ニキビ肌に最適です。
ただし、前述しましたように、同じ美容オイルでも「オリーブオイル」「ホホバオイル」「コメヌカオイル」「グレープシードオイル」等はアクネ菌を増殖させるオレイン酸を多く含みますので、ニキビ肌の方が使用するには注意が必要です。
潤い成分がたっぷり配合された物を選ぶ
オイルクレンジングはしっかり洗浄する分、肌を乾燥させやすい特性があるので「潤い成分」「保湿成分」が高配合されているかどうかを重視して選びましょう。
オイルクレンジング★ニキビ肌の方にオススメの商品はコレ!
ニキビ肌でもメイク汚れはオイルでしっかり落としたい!
そんなあなたのために、ニキビ肌でも安心のオイルクレンジングをご紹介します!
アテニア スキンクリアクレンズオイル
4種類の高級美容オイルが配合された、大人のためのオイルクレンジングです。
「ロックローズオイル」「イモーテルオイル」が肌くすみを払い、「アルガンオイル」が毛穴の汚れや角栓を取り除き「バオバブオイル」が潤いに満ちたなめらかな肌へ導きます。
さらに、レモングラスやベルガモット等の天然精油がアロマ効果を発揮し、大人女性の疲れやストレスを癒やします。
毎日のクレンジングで明るい陶器のようななめらかな肌へ導いてくれるオイルクレンジングです。
ファンケル マイルドクレンジングオイル
厳選したオイルの組み合わせで「画期的するんっ」を実現したオイルクレンジング。
ウォータープルーフマスカラやアイライナーも軽くなでるだけで馴染み、重ね付けしたマスカラもするんっと落とせます。
また、スルスルと水のように軽いテクスチャだから摩擦ストレスがほぼゼロ。
さらに、水に馴染むと瞬時に分散する分子構造のオイルを増やすことで、超スピーディーな洗い流しを実現。
肌に余計な負担をかけない工夫がいっぱいの優しいオイルクレンジングです。
ボタニカルフォース 美容オイルクレンジング
アルガンオイルとローズヒップを中心に、厳選された植物由来の美容成分を配合したボタニカルフォースシリーズの美容クレンジングオイルです。
防腐剤・合成香料・着色料を配合しない無添加処方だから、植物のチカラがまっすぐ肌に届きます。
メイク馴染みや洗い流しがスピーディーなのはもちろんのこと、洗い上がりの肌にもきちんと潤いが残っているのが特徴。
ほのかなラベンダーの香りで癒やし効果も実感できるクレンジングオイルです。
まとめ
クレンジングの種類はたくさんありますが、どれも一長一短でそれぞれに特徴があります。
大切なことは、商品の特性に合わせた正しい使い方をし、自身の肌タイプや体調に鑑みながらうまく使い分けていくということです。
オイルクレンジングの良さを最大限に利用しながら、ニキビ肌とうまく付き合っていきたいですね。
専門医厳選!種類別クレンジングランキング!
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