クレンジングジェルの人気&おすすめ市販品!【口コミ特集】
毎日使うクレンジング、あなたは何を使っていますか?
シミやシワ、くすみなどの肌トラブルが起こると、誰でも美容液やクリームなど即効性のある化粧品に頼りたくなります。
でもその肌不調、実は今使っているクレンジングのせいかもしれません。
肌トラブルの根本原因ともなりかねない大切なクレンジングにお勧めのクレンジングジェルと、肌質別のおススメタイプや使い方について解説します。
目次
★★口コミで見るクレンジングジェルのメリット、デメリット★★
クレンジングジェルについて詳しくお話する前に、実際に使っているユーザーの口コミを見てみましょう。
みんながクレンジングジェルに対してどんな感想を持っているのか、まずはこちらをご覧ください。
良いと思う感想
- 滑らかで肌に負担がかからない
- ナチュラルメイクならしっかり落とせると思う
- W洗顔不要な物が多いので疲れているときも楽ちん
- 洗い上がりの肌がしっとりしている感じがする
- マツエクでもOKなのがうれしい
口コミからは、クレンジングジェルを使用する人のほとんどが保湿や肌負担を軽くすることに重点を置いていることが解ります。
ゴシゴシこすることが肌に悪影響を与えることはもはや常識ですが、摩擦の少ないクレンジングジェルはその点が高く評価されているようです。
またデリケートな接着剤を使うマツエクでも使えるタイプもあり、クレンジングはジェル一択と考える人も増えています。
イマイチな感想
- しっかりメイクの時はオイルクレンジングを使用しないと落ち切っていない気がする
- アイメイクは専用リムーバーを使わないといけないので二度手間になる
- ちゃんと洗い流せているか不安になる
- 固すぎて延ばすのが大変
意外だったのが、クレンジングジェルはメイクを落とす力が弱いと感じている人が多いこと。
クレンジングジェルというひとくくりでの口コミだからかもしれませんが、クレンジングジェルの中にもメイクをしっかりと落とせるものもあります。
おそらく目的と選んだ商品がマッチしていなかった残念な例ではないでしょうか。
もう一つの感想として、洗い流せているか不安、思ったより固いという使用感に関する物が目立ちました。
これは確かにクレンジングジェル独特の意見と言えるかもしれませんね。
その点についてはこの後しっかり検証していきましょう。
クレンジングジェルってどんなクレンジング?特徴は?
そもそもクレンジングジェルとはどんなものを指すのでしょうか。
そして他のクレンジング方法と何が違うのでしょうか。
まずはクレンジングジェルの特徴をしっかりと把握しましょう。
クレンジングは、主成分やテクスチャーによって大きく5つに分けられます。
その5つが「オイル」「リキッド」「ジェル」「クリーム」「ミルク」。
左から右に行くほど洗浄力は弱くなり、ほぼ比例するように肌への刺激は少なくなります。
メイクを落とす仕組みにも大きな違いがあり、「オイル」「クリーム」は主成分のオイルがメイクとなじむことで浮かせて落とす仕組み。
「リキッド」は逆にオイルを使わず、界面活性剤の洗浄力でメイクを溶かして落とす仕組みです。
「ジェル」と「ミルク」はそのどちらでもなく、単純に形状がゲル状(ジェル状)か乳液状かというテクスチャーの違いによる分類になっています。
なのでどちらも、オイルが主成分の物と界面活性剤が主成分の物、両方が同じくらいのバランスの物などが幅広く含まれます。
クレンジングジェルは、洗浄成分をゲル化剤によって滑らかなゲル状にしたクレンジング剤全般を指すカテゴリーです。
クリームやミルクタイプと比べてしっかりとメイクを落とすことが出来、しかもオイルやリキッドよりも滑りが良いので肌ストレスになりにくい、いわば”良いとこどり”のクレンジングとも言えます。
では、そのクレンジングジェルにも3つのタイプがあるのをご存知ですか?
ニキビ肌や乾燥肌など、肌タイプや目的に合わせて選びやすいのもクレンジングジェルの大きな特徴の1つなのです。
クレンジングジェルのタイプ別の使い方について、詳しくチェックしてみましょう。
3タイプあるクレンジングジェル※違いと見分け方&選び方
クレンジングジェルは洗浄成分別に3つのタイプに分類することが出来ます。
「油性」「水性」「オイルフリー」の3種類ですが、それぞれがまったく異なった性質を持っています。
親油性が高くメイク落ちが良い「油性ジェルタイプ」から、水が主成分で製品数が多く目的別のものが選びやすい「水性ジェルタイプ」、水性の中でもオイルを全く含まない「オイルフリー」まで、それぞれの特徴を見てみましょう。
油性ジェルタイプ
利点
- メイクと良く馴染み、ウォータープルーフやしっかりメイクでもきれいに落とせる
- 界面活性剤の含有量が少なく、比較的肌に与える刺激が弱い
- 洗顔後も肌が乾燥しにくいため、乾燥肌や敏感肌に向いている
弱点
- ジェルなのにオイルが主成分なので、オイルのべたつきが苦手な人には評価が低い
- オイルが主成分のため、ニキビ肌には注意が必要
オイルを乳化してジェル状にしたクレンジングを、「油性ジェルタイプ」と呼びます。
主成分がオイルなので化粧品との馴染みが良く、濃い目のメイクでもスッキリ落とすことができます。
”肌摩擦は気になるけどメイクはしっかり落としたい”という人にはこのタイプがお勧めです。
ジェル状のテクスチャーをしていますが、内容はクレンジングクリームとほぼ同じような構成と考えて差し支えありません。
ジェルとしてはやや重めの物もあるので、口コミで見る固いという評価は含まれる油分の性質によるものでしょう。
温めて使うことで効果がアップするという特性を持っているのもこの油性ジェルタイプです。
水性ジェル(オイルインタイプ)
水性のクレンジングジェルには、少量のオイルを含む「オイルインタイプ」とまったく含まない「オイルフリー」があります。
ここではオイルを含む水性ジェル(オイルインタイプ)について見ていきます。
利点
- 「油性タイプ」よりは弱いものの、ナチュラルメイクなら問題なくしっかり落とせる
- オイルの含有量が少ないため、洗い上がりはオイルタイプよりさっぱり感がある
- 伸びが良くて肌あたりも柔らかく、摩擦刺激が最も起こりにくい
弱点
- 油性ジェルタイプに比べるとメイク落ちは弱い
- 少量ながらオイル+界面活性剤の両方を含むため、乾燥肌や敏感肌の人には合わない製品もある
市販のクレンジングジェルで一番種類が多いのが、この「オイルインの水性ジェルタイプ」です。
ゲル化した水分の中に少量のオイルと界面活性剤を含み、メイク落ちと肌ストレスの軽減を両立させたバランスの良いクレンジングと言えます。
製品の数が多いだけにメイク落ちの良さや美容成分の種類にも幅があり、それに伴って価格も様々ですが、基本的にはオイリー肌から普通肌の人なら誰でも安心して使えるため、どれを使うか悩んだらまずこのカテゴリーから選んでみましょう。
水性ジェル(オイルフリータイプ)
「水性ジェルタイプ」の中で、まったくオイルを含まないクレンジングジェルを「オイルフリータイプ」と呼びます。
利点
- べたつきがなくサッパリとした洗い上がり
- マツエクにも安心して使える
- 肌にオイルが残らずニキビ肌に向いている
弱点
- 他のクレンジングジェルよりもメイク落ちは弱く、しっかりメイクは落としきれない
- 毛穴の奥の汚れを完全に浮かせることはできない
- 洗顔後に乾燥しやすいため乾燥肌には向かない
オイルを使わないクレンジング剤では、メイクを溶かすために「界面活性剤」を配合しています。
当然オイルフリータイプのクレンジングジェルも、洗浄成分の主体は界面活性剤です。
洗浄剤だけでメイクを溶かして洗い流すため乾燥しやすいという欠点がありますが、油分がないためにニキビ肌には比較的向いているという強みもあります。
洗浄力はオイルが入っているものよりかなり劣りますから、ウォータプルーフやしっかりアイメイクなどは落としきれません。
ナチュラルメイクなら問題なくオフできますが、それでもアイシャドーやマスカラ、リップなどは専用リムーバーを使う必要があります。
マツエクやニキビなどの特別な理由がない限り、オイル少なめのオイルイン水性ジェルタイプで充分ともいえるかもしれません。
3つのタイプ、どこで見分けるの?
商品名をを見ただけでそのクレンジングジェルがどのタイプかを見分けるのは難しいですよね。
オイルフリーに関しては製品に目立つように書かれていることが多いですが、その他のタイプはわざわざ「油性」だの「水性(オイルイン)」だのという表示はされていないものがほとんどです。
3つのタイプの簡単な見分け方を覚えておきましょう。
成分表示
クレンジングジェルに関わらず、化粧品の製品タイプを見分けるポイントはズバリ「成分表示」欄です。
現在販売されている化粧品は、「医薬品医療機器等法」 という法律によって1%以上含まれる全成分の記載が義務付けられています。
そして、配合量の多いものほど上位に表示しなければならないという決まりがあります。
つまり、成分表示の一番上に「水」と表示されていればそれだけで「水性ジェル」と判断できるということです。
「ミネラルオイル」や「〇〇オイル」などが上位に表示されている場合は「油性ジェル」、一番上が「水」で中段以下にオイルが表示されていれば「オイルイン水性ジェル」と見分けられます。
オイルインの場合でもオイルの配合量は全体の5%以下が多いようですので、下の方までしっかりとチェックしましょう。
「オイルフリー」に関しては、ほとんどの場合パッケージの目立つところに表示されていますから安心ですが、気になる場合は成分表示欄にオイル成分が書かれていないことも確認してくださいね。
要確認!クレンジングジェル使用上の注意点
より効果的にクレンジングジェルを使うために、口コミで気になったポイントをいくつかピックアップしてみました。
目的や肌質によって合うタイプと使い方が違うので、必ず最初にチェックしましょう。
マツエクには使える?
- 油性タイプ・・・×
- 水性タイプ(オイルイン)・・・△
- 水性タイプ(オイルフリー)・・・◎
マツエクをしたときに、サロンで必ず注意されるのが「オイルクレンジングは使わないで」ということです。
マツエクに使われるグルー(接着剤)はオイルとの相性が悪く、使い続けると取れやすくなってしまうのです。
よくクレンジングジェルならマツエクでもOKという声を聞きますが、すべてのクレンジングジェルに当てはまるわけではありません。
まったく問題なく使えるのは「オイルフリータイプ」だけ。
ただ、オイルインタイプでもオイルが少ない製品なら気にしなくても大丈夫な場合もありますから、メイク落ちと両立を目指したい場合はチェックしてみると良いでしょう。
ニキビに使って大丈夫?
- 油性タイプ・・・△
- 水性タイプ(オイルイン)・・・〇
- 水性タイプ(オイルフリー)・・・◎
これもニキビ肌の人には常識かもしれませんが、ニキビがひどいときにオイルクレンジングを使うと患部が悪化してしまうことがあります。
この原因はオイルクレンジングに含まれる成分やオイルの洗い残しと言われていますが、あえて原因となる可能性のあるものを使う必要はありませんよね。
クレンジングジェルに関しても同様で、ニキビ肌の人にお勧めするのは「オイルフリータイプ」か「オイル分が少ない水性タイプ」です。
洗い上がりもサッパリして心地よいですが、肌が乾燥しやすくなっているので保湿は早めにしっかりとしましょう。
毛穴の汚れも取れる?
- 油性タイプ・・・◎
- 水性タイプ(オイルイン)・・・〇
- 水性タイプ(オイルフリー)・・・×
毛穴の奥に入り込んだ汚れを落とすには、何といっても皮脂と融合しやすい「油性タイプ」が威力を発揮します。
特に広がった毛穴や黒ずみが気になるなら、オイルが多目に入っているクレンジングジェルの方が効果を実感しやすいでしょう。
最近は毛穴を広げるホット(温感)タイプや吸着力の強いソフトスクラブ入りの水性クレンジングジェルも見かけるようになってきました。
自分の肌質や普段のメイクと相談して、そういった毛穴ケアに特化したクレンジングジェルを探してみるのも良いかもしれません。
温めて使う「転相」「乳化」ってなに?
クレンジングジェルの使い方を見ると、「手のひらで温めてから使いましょう」と書かれていることがあります。
確かにあったかくて気持ち良いように感じますが・・・実はこの使い方にも根拠があるんです。
手のひらで温めて使うのは、「油性ジェル」、「水性(オイルイン)ジェル」の二つのタイプです。
どちらのタイプも、安定したジェルの中ではオイルの粒子が水に包まれた「乳化」の状態で存在しています。
表面が水なので、このままではメイクの油分となじんで浮かせることが出来ません。
顔に乗せてからこすっているとだんだん馴染んできますが、あまり長い時間肌をこするのはNGですよね。
手のひらでジェルを温めるのは、この「水が油を包んでいる」状態を「油が表面に出た状態」に変えるためのきわめて科学的なステップなのです。
ジェルを手のひらで温めながらクルクル混ぜていると、その温度変化によってジェルに含まれる水分が少しづつ蒸発します。
そうすると油が表面に浮き上がって逆に水を包み込み、ジェル全体がオイルに近い状態になっていきます。
この水と油が置き換わる現象を、美容用語では「転相」と呼びます。
転相した状態のジェルは素早く油脂を含む化粧品を吸着するので、毛穴の奥までスッキリとメイクを落としてくれる、というわけです。
クレンジングクリームやコールドクリームでマッサージをしたときに、フッと指が軽くなって急に滑りが良くなる瞬間があるのを経験した人もいるでしょう。
その”フッと軽くなる”のが転相が起こった印です。
転相してジェルの油分とメイクが溶け合った状態から、ぬるま湯で洗い流すときにジェルがわずかに白く濁った色に変わります。
これは後から加わった水分が油分を包み込み、もう一度最初の状態に戻る現象、「再乳化」と呼ばれるものです。
再乳化したジェルはオイルが再び水の膜に覆われるので、油分を肌に残さずに水だけで完全に落とすことが出来るようになります。
転相によってメイクとなじませ、再乳化によって水に溶かして流し去る。
クレンジングジェルは、このとてもシンプルな化学現象を上手に使ってメイクを確実に落としているのです。
プロが教えるクレンジングジェルのおすすめ使用法
クレンジングジェルがどういった物か、肌タイプに合わせて選ぶにはどうしたらよいかを見てきました。
最後にしっかりとメイクを落とすための、クレンジングジェルの正しい使い方について整理しておきましょう。
準備
濃い目のアイメイクやマスカラは専用のリムーバーで最初に落としましょう。
油性タイプのクレンジングジェルならそのままで大丈夫ですが、水性タイプの場合はこすりすぎを避けるため、特にデリケートな目元は別にメイクオフすることを心がけます。
製品に書かれた適量を、乾いた手のひらに取ります。
特に記載がない場合は、500円玉程度と考えれば良いでしょう。
「油性タイプ」「水性(オイルイン)」のジェルは、ここで少し時間を置いて手のひらで温まるのを待ちます。
指でクルクルと混ぜるようにしてあげるのも効果的ですね。
手のひらが乾いていないと、上でご説明した「転相」が起こりにくくなりますから要注意。
「オイルフリー」の場合はそもそも転相が起こらないので、温める必要はありません。
頬・額・あごなど面積の大きい場所から順番に顔に乗せます。
最初は目元は避け、顔全体に大雑把に乗せるイメージです。
やさしく指先を使い、クルクルと円を描くように内から外へジェルを塗り広げます。
力を入れてこするのはNG。
あくまでも「馴染ませる」イメージで、小鼻や生え際も忘れずに隅々まで丁寧に広げましょう。
「油性タイプ」の場合、途中で手触りがスルスルと軽くなることがありますが、これは転相によってジェルとメイクがなじんだ証拠です。
目元もクレンジングジェルで落とす場合は、ジェルを少し足して温めてからなじませます。
刺激を与えすぎないように、たっぷり目のジェルで優しくマッサージするように使ってください。
最後は人肌よりやや高い程度のお湯ですすぎます。
最初の2・3回は顔全体に馴染ませるようにゆっくりとお湯をつけ、その後しっかりと洗い流しましょう。
ぬるま湯を使うのは、転相したジェルが再乳化するのに適しているからです。
少しお湯になじませてから流した方が再乳化したジェルが肌から離れやすくなるので、いきなりジャバジャバと洗い流すよりも素早くきれいに落とすことができます。
オイルフリーのジェルの場合は、最初から洗い流しても大丈夫です。
顔にジェルが残らないように、あごや生え際もしっかりと流してください。
まとめ
話題のクレンジングジェル、どれも似たようなものだと思っていたら実は3つも種類があるなんて、と驚いた方もいるかも知れませんね。
肌滑りが良く負担を掛けにくいクレンジングジェルは、肌トラブルに苦しんでいるあなたの悩みを解決してくれる糸口になるかもしれません。
自分に合ったクレンジングに出会うことが、美肌を作る第一歩です。
この記事を参考に、ぜひあなたにピッタリのクレンジングジェルを見つけてください。